夕方の道内番組を見て・・・

風発問題ではありませんが、宿泊先で原発廃炉についての道内番組を見ている中で、
原発の廃炉作業について、原子炉を巨大なプールで囲み安全に作業を行うと?
安全って事はあり得ないでしょう?
神話が崩壊したとか、想定外とか、今まで様々な事を言われ続けて来ました。
風発、原発、様々なことに対し、安全なんてあり得ないと考えます。
何を根拠に安全と言われ続けているのか、理解に苦しみます。

2012年にネットで呟いた事を、ふと思い出しました。
以下、幌延の深地層研究センターにて当時聞き取りをし感じたことです。

高レベル放射性廃棄物は、溶けたガラスと混ぜ固形化したものに閉じ込め、
その周りにガラス固化体を保護するオーバーパック(鋼鉄製で厚さ19cm)で防護し、
さらにその周りに緩衝材(ベントナイト7:砂3を固めたもの)の3重構造で人工バリアを作成し、
地下300mより深いところに閉じ込めるそうです。

オーバーパック(ガラス固化体の周りにあるもの)の厚さは19cmあるそうですが、
1,000年で約4cm腐食するそうです。となると、5,000年弱ですべて腐食し露出する
計算になります。
ガラス固化体一本の放射能は、安全になるまで10万年かかるそうです。地表に出てくるまでには
数千万年とかかるとのこと。しかしこの話が事実としても、安全になるまでは残り9万5千年はかかることになります。何れにしても、臭いものには蓋をするとしか考えられません。
高レベル放射性廃棄物は1996年3月時点でガラス固化体に換算して1万2千本相当が溜まっており、2030年には7万本以上になると試算されており地層処分施設では5.6~7km2の用地を必要と見積もられているそうです。”核のごみ”は溜まっていく一方でなくなるわけではありません。

また2012年7月の新聞を見てみると、「電力会社が出資する日本原燃の使用済核燃料再処理工場は、燃料からプルトニウムを取り出す作業をせず停止したままでも、機能維持に年間1,100億円の費用が必要と政府が試算」。
当時の資源エネルギー庁は、「100万kw級原発一基分の電力を太陽光発電で賄うには、山手線の内側とほぼ同じ67㎢の敷地が必要になる」。

もちろん技術革新は日進月歩よりより早い速度で進んでいるのかもしれません。
しかし、全てのエネルギー開発に対し見切り発車を感じます。

これは、2012年聞き取りを行った内容で現在の状況ではない事を付け加えます。

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