『危機に瀕する再生不可能な北海道の価値』シンポジウムに参加

『危機に瀕する再生不可能な北海道の価値』-風力発電事業は負の遺産となる-

※【閲覧注意】風車による被害に遭ったオジロワシの実際の写真を掲載しています【閲覧注意】※

健康被害と自然・景観破壊の2面から講演と意見交換が行われました。
危機に瀕する再生不可能な北海道の価値:チラシ
当会代表もパネリストとして参加。

パネリストはほかに
石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会 代表 安田 秀子氏

北海道大学大学院工学研究院 助教 田鎖 順太氏

日本野鳥の会札幌支部 副支部長 猿子 正彦氏

北海学園大学名誉教授 北海道自然保護協会理事 佐藤 謙氏

低周波による健康被害や、鳥類への被害、景観や環境への影響など
各分野に造詣の深いパネリストの講演の後は、会場いっぱいに集まった
参加者からの質問が時間を押して飛び交うなど、「再生可能エネルギー事業」への
市民の関心、不安、不満の高まりが反映される結果となりました。

低周波の実際の被害についての調査、低周波ならではの特性などへの関心は
特に高く、質問や意見が集中しました。

野鳥、猛禽類の被害も甚大であることが明らかとなり、風力発電はサステナビリティとは
ほど遠い、物言わぬ弱者を犠牲にするエネルギー事業であると確信しました。

※写真をクリックすると拡大されます※

昆布盛オジロワシ事故現場 (c)渡辺義昭

※写真をクリックすると拡大されます※

浜中町オジロワシBS(c)高田令子

浜中町オジロワシBS(c)高田令子

風車建設にはその建設のための道路も必要となり、1基建てるにも大規模な伐採が必要になります。
自然保護に関する観点からも、貴重な自然と身近な自然に大きな影響を与え、
取り返しのつかない事態が懸念されます。
国は風力発電事業を推進する体制となっており、風況を尺度に事業をすすめています。
国定公園や保護地域などの環境保全上重要な価値を犠牲にしている状況です。
この状況も自治体の姿勢に大きく左右され、反対の声が大きい地域を避けて
ギリギリのところに風車が建設されたりしています。

自分の住環境を守るために、住民自らが声を上げていく必要があります。

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